About

研究について

 インターネットをはじめとする情報ネットワークの急速な発展とともに、私たちはコンピュータに囲まれて生活する時代に暮らしてます。 そのような環境の中で、生活の質の向上をもたらすはずの便利な新機能の多くについて、残念ながら、その操作方法の習得に時間を割かれてしまうことはよく経験することではないでしょうか。 こういう問題は人間の高度な適応力が(不本意ながら)解決しているといえるでしょう。 逆に、これらの能力をコンピュータの側で持つことができれば、すなわち、知的なシステムを構築できれば、私たちの暮らしはより快適になるでしょう。 あるいは、人間に動'作'の方'法'を規定するという意味で、筋の良い"作法"を提供できるインタフェースが提供できることも、快適さを増すことにつながるでしょう。私たちはこのようなモチベーションを持ちながら研究を進めています。  これまでの研究を工学的に展開し発展させることはもちろんですが、認知心理学的な知見を積極的に取り込んで研究を進めていきたいと思っています。 具体的な問題意識の一例を挙げると、知的システムの構築に際して、環境との相互作用をどのように考慮するべきかという点があります。 同じ目的を達成する場合であっても、おかれた環境によって解決方法が異なるのは自然なことです。 この問題をどのようにモデル化できるかは非常に興味深い問題であるとともに、チャレンジングで難しい問題です。 環境の中からどのような情報を抽出して動作を決定するかを考えることは、知的システムを直接的に構築することに加え、前述の"作法"について検討することにもつながると考えています。 人間を対象にするとき(研究一般に言えることですが)、ある問題が解決した気がすると、別の問題が生じ、結果としてわからないことが増えているという状況が多々あります。 しかしながら、この悩ましい状況が研究を進める一番の理由であり、楽しさでもあります。 このような状況に対して着実に研究を進めることで、大学人として存在感のある研究をしていきたいと思っています。

年間スケジュール

Month Event
4月 B4歓迎会
7月 研究室公開
8月 夏休み
9月 中間発表
10月 中間発表打ち上げ
11月 研究室公開・OB会(調布祭)
12月 忘年会
2月 修論・卒論発表

ゼミ

2022年現在、全体で集合するゼミは週に4回あり、1~2コマ程度の時間を使って発表を行います。研究室にくるかオンラインで参加するかは自由に選択でき、自分に合ったスタイルで研究を進めることができます。また、全てのゼミに橋山教授が参加するため、気軽に先生に意見をもらうこともできる環境です。

進捗ゼミ

3週間に1回、自分の研究の進捗を全体で集まって発表します。読んだ論文や作成したプログラム、実験の結果などを報告し合い、お互いに意見を交換することで研究内容を深めていきます。

論文ゼミ

3週間に1回、読んできた論文をビブリオバトル形式でスライドを作成して発表します。5分間の制限時間を設けることで卒研発表や学会発表の練習にもなります。発表者であるプレゼンターと進行役であるファシリテーター兼グラフィッカーの役が割り振られます。 発表後は投票を行い、発表者・進行役それぞれの優勝した学生には次回のゼミのお菓子をリクエストする権利が与えられます(2022年から再開)

テキストゼミ

1週間に1回、学生で相談して決めた書籍などを集まって読みます。学期の最初に学生の興味のある書籍を募集し、論文ゼミと同様にプレゼンターとグラフィッカーに分かれて読んできた書籍を要約します。 認知インターフェースや人工知能、アルゴリズムなど学期によって読むテキストのジャンルは自由に決められ、一人では読了できないような書籍も読むことができます。

プログラミングゼミ

1週間に1回、プログラムがどのように動作するか実際に動かしてみて勉強します。1人1班以上に参加し、研究室をアップデートしたり興味のある分野の知識を習得したりします。プログラミングが苦手でも班で協力して勉強ができ、実践的なことが学べます。班は自由に周りを巻きこんで作ることができるので自分のやりたいことを協力して行うことができます!今ある班は下記の通りです。(2022年6月現在)

  • スマホアプリ班
  • サーバー班
  • スマートオフィス班
  • タスク管理システム班
  • 自然言語処理班

B4ゼミ, M2ゼミ

1週間に1回、学域4年生と修士2年生は進捗報告のゼミが全体ゼミの他にあります。基本的に参加するのは同学年の仲間と先生のみです。少人数で議論することで卒業論文および修士論文執筆の方向性を綿密に練ることができます。周りから意見をもらうことでより計画性の高い研究を行うことができます。

研究室での生活

学生部屋

個人のデスクは壁で仕切られています。研究以外でも自由に使って良いので、自宅で作業をしたくない時に研究室で作業することもできます。

本棚

理工系関連の書籍・雑誌を自由に閲覧できます。先生に一言言えば(言わなくても)自由に借りることができます。また、いくつかの書籍は電子化されており研究室のネットワークから自由に閲覧できます。

実験器具

研究で利用するためのHMD等のデバイスが自由に使えます。

  • スマートスピーカー

    • WAVE
    • LINE Clova
    • Google Home Mini
    • Amazon Alexa
  • スマートウォッチ

    • Apple Watch
    • fitbit varsa2
  • NeuroSky mindwave mobile2(脳波計)

  • muse 2(脳波計)

  • Tobii Eye Tracker5

  • SwitchBot

  • Raspberry Pi

  • HMD

    • Oculus Go
    • Oculus Rift
    • PSVR
  • PS4 Pro, Nintendo Switch

  • GPU RTX2080

  • トレッドミル, コードレスバイク etc...

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